日本家電の後退

//日本家電の後退

日本家電の後退

最近は家電量販店に行くと海外ブランドや海外で製造された日本ブランドの逆輸入品などよよく見かけます。

松下電器(現パナソニック)の創業者である松下幸之助の語録の中で有名な「水道哲学」の思想は、現在のネットの世界にも通じるものがあると思います。

松下幸之助が考える水道哲学は以下引用

「産業人の使命は貧乏の克服である。そのためには、物資の生産に次ぐ生産をもって富を増大させなければならない。水道の水は加工され価(あたい)あるものであるが、通行人がこれを飲んでもとがめられない。それは量が多く、価格があまりにも安いからである。産業人の使命も、水道の水のごとく物資を豊富にかつ廉価に生産提供することである。それによってこの世から貧乏を克服し、人々に幸福をもたらし、楽土を建設することができる」

戦後の高度経済成長時代は日本中の家々に電化製品が満ちあふれ、さらに世界に進出し、世界中の家電売場を日本製品が占めていましたが、日本の電機製品の世界市場でのシェアは、平成の間に大きく低下しました。
2000年代に入って、家庭用電気機器の輸出入は逆転し、現在では輸出よりも輸入のほうが多くなっています。
日本の家電企業がなぜ赤字なのかを表す写真がなるほどという感じです↓↓↓
世の中がインターネット社会になり、すべてがモバイル化し、スマホ一つで何でもできるようになったことによって黒ものと言われる家電製品は
衰退を招きました。
もはや日本の電化製品が世界で一番だった時代はもう終わり、世界にはそれを越える物が溢れています。
それでもやっぱり日本製が安心だという考えは私も確かにありますが、これも思い込みなのかもしれません。
例えばPCに関して言えばDELLやHP、Lenovoは世界中のオフィスや店舗、個人宅で見かけるが、日本のパソコンメーカーである東芝や富士通、NEC、パナソニックブランドのPCはほとんど知られていません。
スマホに関してもせいぜい頑張っているのはSONYのエクスぺリアくらいでしょうか。
日本のPCや携帯端末業界が世界でシェアを獲得できていない理由を専門家は以下のように述べています。
”パソコンとガラケーの時代は、日本のメーカーもそれなりに戦えていた。しかし、ハードウェア重視でソフトウェア軽視、スペックは高くてもデザインや使い勝手で劣るという体質は変わらなかった。そこへスマートフォンへの移行が決定打となった。日本の得意としてきたデジタルカメラ・ビデオカメラ・オーディオ類などは、市場自体が丸ごとなくなってしまうほどの衝撃を受けた”
そして日本は携帯業界だけでなく、その他の家電製品に関してもガラパゴス化が深刻なようです。

世界では、冷蔵庫ではデザイン性の高い米国やスウェーデンのブランド、薄型テレビでは高品質の韓国ブランド、エアコンでは低価格の中国ブランドが人気である。しかし日本では、依然として日本ブランドが好まれている。現在の日本の家電市場は、ガラパゴス化が進んでいる市場であり、量販店の売り場からは世界の状況が見えにくい状態になっています。

世界にはもっと良いモノが溢れているということに気づきにくい環境になっているので、日本ブランドが一番なんだと思い込んで買ってしまうのはちょっともったいないかなと思います。